冬の季節、鍋を取り囲む回数も増えています。
私は先日、家族でチゲ鍋を食べました。寒い中、こたつに入って鍋を囲めることに幸せを感じながら、美味しくいただきました。私はポン酢が好きではないので、鍋はポン酢を使用せずに食べます。こうした時を楽しみながら、仕事もプライベートも充実したものに出来れば良いなと思っています。
突然ですが、みなさんは夕飯の材料を買いに行くとき、
事前に献立を決めてスーパーに行きますか?
スーパーに着いてから献立を決めますか?
統計データによると、後者の割合の方が日本では多いとのことです。つまり、多くの家庭でこれが欲しい!という明確な食材はないのです。
そういえば、我が家でも食材を考える必要がないので、鍋は作るのが楽とよく聞きます。
「これ」を食べたい!と思いながら献立を決めることは少なくなっているのかもしれません。
そう、ビジネスを始めるにあたり、経営計画を作成する時代は終わりました。1990年頃までのように、計画を立て、その通りに業務を遂行して商品が売れるという時代でないのです。
これからの時代は、消費者自身が明確に何を欲しいのかが分からないため、複数の商品【アイディア】を創出し、その中でより良い商品を消費者に提供することが重要となります。その為には、お客様の生活に寄り添い、お客様の生活の中に入り込み、よく行動を観察することにより販売対象となる顧客を特定し、ビジネス展開をしていくことが大切です。
消費者が求めているものを提供するためには、【行動観察】を以下の5項目に沿って行い、消費者の生活に寄り添う必要があります。
1.顧客は何を見ているのか(環境、友人、市場が提案するもの)
2.顧客は何を聞いているのか(友人、上司が言っていること)
3.顧客はどんなことを言い、どんな行動をしているのか
(公の場での態度、様子、他人への振る舞い)
4.顧客は何を考え感じているのか(大きな関心ごと、心配、願望)
5.得られるもの
実際に【行動観察】が成功した例としては、無印良品の、洗面台に置く四角い容器があげられる。
無印良品は、従来、容器は丸い形式でしたが、四角い洗面台に丸い容器は合わないということで、四角い容器を製作し、社会に広がりました。
このように、社会に対して、より良い商品を提供するためにも、行動観察を重ね行動観察を重ねインパクトあるアイディアの創出に力を入れていきましょう!
社会保険労務士